クトゥブ・ミナールの錆びない鉄柱って本当に錆びてないの?
今回は、インドの世界遺産クトゥブ・ミナールと複合建築群のお話です。

クトゥブ・ミナールというのは、72.5mの高さを誇る、世界で一番高いミナレット。

ミナレットとは、アラビア語で「火や光を灯す場所」という意味があるマナーラが英語に転化した言葉で、イスラム教の宗教施設に付随する塔のことをいいます。

というわけで今日は、クトゥブ・ミナールの錆びない鉄柱が、果たして本当に錆びていないかどうか?も含め、クトゥブ・ミナールの見どころを余すことなくお伝えしていきますね。

クトゥブ・ミナールと複合建築について

クトゥブ・ミナールと複合建築は、奴隷王朝からハルジー朝時代の歴史と文化が色濃く残るインド最古のイスラム遺跡群です。

最大の見どころは、奴隷王朝の創始者アイバクと、その後継者のイルトゥミシュが、ヒンドゥー教徒に勝利した記念として造った尖塔『クトゥブ・ミナール』です。

また、ヒンドゥー教寺院を破壊した石材で造られたとされる『イスラム教寺院跡』も見逃すことのできない貴重な遺跡の一つです。

クトゥブ・ミナールと複合建築群の詳細データー

営業時間
日の出~日没。という日本ではほとんど見かけることのない、大変珍しい営業時間となっています。ただ、もしかしたら日本のコンビニのような24時間365日営業のほうが世界的にみたら珍しいのかもしれませんが・・・。
休業日
年中無休となっていますので、基本的に休みはありません。
入場料
600Rs 1ルビーは約1.5円ですので、600ルビーは約900円ということになります。

入口からクトゥブ・ミナールまでは、ゆっくりのんびり歩いても5分もかからない程度の距離にあります。

そして見学スポットもクトゥブ・ミナール周辺にコンパクトにまとまっていますので、インドにある他の世界遺産と比べるとあまり歩かずに済むのが結構うれしかったりします^^ 

その分時間的余裕もできますので、建物に刻まれた文字や模様に宗教的、歴史的背景を思い巡らせながら見て回ることができるということですね。

それでは、これより『クトゥブ・ミナールと複合建築群』を写真付きで解説していきましょう

クトゥブ・ミナールと複合建築群はこんな場所でした

こちらがかの有名な「クトゥブ・ミナール」で全長72.5Mのインドで最も高いミナレットです。一層目はアイバクが建てさせたもので、アラビア文字でコーランが刻まれています。

アイバクが亡くなった後は、その後継者であるイルトゥミシュが引き継ぎ3層目までを完成させました。そして4,5層目はトゥグルク王朝のスルタンにより1368年に造られたとされています。

それではいよいよここからクトゥブ・ミナールと複合建築群への敷地内へと入っていきます


受付をすると、このようなコイン型のチケットが手渡されます。これを紛失すると罰金を徴収されますので、出口まで無くさないよう厳重にポケットやカバンの中に保管しておく必要があります


コインを係員に渡すとこのようにかざしてくれるので何も問題なければ中へと進むことができます


金属探知機を通って、特にアラームが鳴らなければ、そのまま中へと進むことができます


二つの関門を通り越し、入り口から少し歩くと、早くもクトゥブ・ミナールが目に飛び込んできました


この距離からでもあまりの高さに思わず圧倒されました


1層目から5層目まで それぞれの歴史を肌で感じることができます


これが最大限近距離から撮影できた写真です。約650年も昔によくぞこのような建築物を建てることができたと思わずにはいられませんでした


こちらは「イルトゥミシュ」といって、奴隷王朝の3代目君主シャムスディーン・イルトゥミシュの墓です。シャムスディーン・イルトゥミシュ自身の命令により1235年に建てられたそうで、墓石そのものは廟の中央に位置する部屋にあるそうです。


こちらが4世紀グプタ朝のインド統一記念に造られた、純度99%の鉄でできている錆びない鉄柱です。約1700年という途方もない年月を経た現在においても、錆びることなく現存する建造物として有名です。


でも、近くで見れば見る程錆びているようにしか私には見えませんでした・・・。見間違いであって欲しいのですが^^;


こちらは「アライ・ミナール」といって、アラーウッディーンがクトゥブ・ミナールの2倍の高さを誇る塔を造るために始めに建設された土台部分です。建設途中の1316年い暗殺されてしまったため未完のまま現在に至っています。遠くからみても大きな土台であることがよく分かります


ここまで近づくとアライ・ミナールの迫力に圧倒され、アラーウッディーンがクトゥブ・ミナールに負けない如何に大きな塔を造ろうとしていたのかがよく分かりました


こちらは「クワットアル・イスラム・マスジッド」で、1194年、アイバクが周辺に建っていたヒンドゥー教の寺院を取り壊し、その建材をそのまま使用して造ったのがこの寺院だといわれています。そのため、よく見ると柱のデザインは全て異なっています。


回廊の柱ではヒンドゥー教寺院時代の彫刻を見ることができたりします


『クワットアル・イスラム・マスジッド越しに見るクトゥブ・ミナール』も良かったです^^


クトゥブ・ミナールと複合建築群のある敷地内には、数多くの色鮮やかな鳥やシマリスがいました

大満足の内にクトゥブ・ミナールと複合建築群見学を終えました。帰りは行きに預かったコイン型のチケットをかざせば出ることができます

まとめ(結論)

錆びない鉄柱は本当に錆びていないのかどうかについては、残念ながら普通に錆びていました。

それはそうとして、今回訪れた世界遺産「クトゥブ・ミナールと複合建築群」のあるインドの首都デリーは、デリー初の王朝からムガル帝国、イギリス植民地時代から現代へと、様々な文化が混在一体となり発展を続けているのも魅力の一つです。

そして何より、スケールの大きい世界遺産を数多く所有していますので、デリーは全く飽きる要素がない街だと感じました。

そんなデリーの街に威風堂々と佇んでいるのが今回訪れた「クトゥブ・ミナールと複合建築群」

これらの建築物が1000年以上も前に建築されたもので、それが近代社会に現存していることに驚きと感動を覚えずにはいられませんでした。

インドにある世界遺産を巡るのであれば、絶対見逃すことのできない歴史と文化を感じられる貴重な建築物です。

以上【クトゥブ・ミナールの錆びない鉄柱って本当に錆びてない?】でした。

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