私自身も中国へ行く前までは「vidbo真珠クリーム」なんて全く知りませんでしたし、いくら激安価格だったからといって、まさか自分がクリームを買うことになるなんて全くの予想外でしたよ。
というわけで今日は、中国の無錫で人気のvidbo真珠クリームを買うに至った理由と、その値段の秘密と実態に迫ってみたいと思います。
vidbo真珠クリームの価格の実態を教えましょう!
格安ツアーにはそれなりの理由が
大手旅行会社のパッケージツアーで「上海・蘇州・無錫」へ行ったときのこと。
今回のツアーはビックリするくらいの超激安価格でした。
誰もが知っている世界的にも名の知れた有名なホテルに3連泊、そして食事が10回も付いてて一人29,800円って!
個人で行こうにも、どう転んだってこれは絶対無理な値段です。
29,800円なんて、個人旅行であれば中部国際空港セントレアと上海浦東国際空港の往復の飛行機代にも満たない値段でしょう。
もちろん、激安価格にはそれ相応の理由があるものでして。。。
今回のパッケージツアーの場合、旅行の途中で「お茶」「布団」「工芸品」「真珠」「シルク」等のショッピングの時間が、全部で4回設けられていました。
その内の一つがこの記事でご紹介させていただく真珠クリームや真珠のネックレスの卸販売会社です。
製造元:無錫市西施美日化有限公司
住 所:中国無錫市錫山区東亭春筍中路38号
言葉巧みに真珠クリームの販売へ
3泊4日の旅行初日の午後、中国は無錫にある「真珠クリーム」や「真珠ネックレス」の卸販売会社として有名なお店へ行きました。
1階正面玄関から入ってすぐの所に、このような養殖貝が展示されていました。太湖の淡水貝だそうで、この中に1粒ではなく20~30個の真珠が入っているとのことです。
そして階段で2階に上がって早々、私たち日本人観光客20名が通されたのは、とある会議室のような一室。
そこへ、このお店の店長さんと思しき中年男性がやってきて、貝を片手に真珠の説明をし始めました。
実際にまだ生きている貝にナイフを入れ、中から20~30個の真珠を取り出し、「これあげます!」と、ひとり一人に配り始めました。
貰い損ねてはいけないと、私思わず立ち上がってまで貰いに行きましたよ(笑)
その甲斐あってか、できたてホヤホヤの真珠を3つもゲット!
(ん~ラッキー!)
と、一人ニヤけていましたが、その後も暫くの間、店長さんの真珠のお話が続きます。
希少価値が高くて値段も高いのは、金色や紫色の真珠であることや、でもここは卸問屋だから中間マージンが不要なためとにかく安いということ。
例えば、日本の○○であれば、これから紹介する真珠クリーム1瓶3,500円で売られているけれど、うちは・・・。
(おっと。いよいよクロージングに入ってきました)
真珠のクリームの値段が安いよ~!
「うちは卸問屋だからとにかく、ここで真珠クリームを買えば安い価格です。」
「はい、8瓶セットで10,000円で大丈夫」
(何が大丈夫なの?絶対買わないからね。)
(ん!?でもちょっと待てよ。1瓶1,250円なので日本で買うことを考えれば丁度半額の値段ってことね。)
(おうメッチャ安いじゃん。)
と心の中で呟いていると、日本人観光客が
「高い!」
そう言われた中国人店長さんも、苦笑いを浮かべながら
「それならもう1個おまけで付けるので、9個10,000円で大丈夫」
すかさず、日本人観光客が
「9個は中途半端!」
「9は日本では苦しむの9」
そして中国人店長さん
「特別よ。もう1個おまけで付けて全部で10個で10,000円で良いよ!」
さあ日本人と中国人の攻防です。
結局10個10,000円で決着!
もっと駆け引きがあるかと思いましたが、日本と中国のせめぎ合いは、結局10個10,000円。
つまり1個あたり1,000円という値段で落ち着きました。
本当に日本の有名なあの○○で、1瓶3,500円で販売されているのであれば、とてつもなくお得な値段で真珠クリームを買えることになりました。
店長さんも
「はいはい、みんな買ってくださいね」
と私たち日本人観光客を最後の追い込みとばかりに急かせます。
私自身は普段、顔にはニベアクリームを塗っていますが、まあこれを機に一瓶くらいは真珠クリームに変えても良いですし、
決して悪い商品ではないでしょうから、残りは嫁と娘にあげればいいやと思い、私真珠クリームを10個10,000円で買っちゃいましたよ。
そして商品を受け取り、クレジット払いにしようと思い楽天のゴールドカードを渡そうとすると、
「カードは損。日本円が一番お得」
と、女性定員。
意味が分からないので、どうしてカードが損で日本円が一番得なのかという説明を求めるも「日本円が一番得」の一点張り。
これ以上言っても“らちが明かない”と諦め、言われるがままに1万円札を手渡しましたが、
でもよくよく考えてみたら、日本円が一番お得とかそんな訳はなく、要は店側からしたらクレジット払いにしたときの手数料を払いたくない、ただそれだけのことだったのでしょう。
ん~恐るべき中国の商売根性(笑)
今度は真珠のネックレスを売りまくる
真珠クリームの説明販売が終わると、今度は真珠のネックレスの販売所へ通されました。
私は男性ですし、娘はまだ20歳と若いので、店員さんは私たち二人には一切近づいてきませんでしたが、
中年女性へのネックレスの販売手法が凄かったです。
ネックレスは要らないとハッキリと拒否しているのに、お構いないし「凄く似合う」と言いながら強引に首に付けたり、
必要に後を追いまわしたりと、日本じゃ考えられないことばかりで、恐怖心すら抱いてしまう光景が目の前で繰り広げられていました。
多分中国人相手にはこんなハチャメチャな商売はしないでしょうけど、日本人は完全にカモとしているのでしょう。
最初から10個10,000円で販売予定だったのでは?
娘と二人でお店をのんびりと回っていると、10個10,000円の真珠クリームが入った販売用の袋を発見!
発見というより、普通に店頭に置かれているため、否が応でも誰の目にも入ってきます。
そんな時、日本人観光客のクレームが私たちの耳に入ってきました。
「なんやこれ!?10個10,000円で売られとるやんけ!」
女性販売員
「これは、種類が違う。瓶が小さい奴」
実に怪しいですが、元々中国はミッキーマウスやドラえもんといった有名キャラクターをパクッて商売するお国柄ですので、これくらいのことで動じるハズがありません。
そして、私たちが説明を受けた部屋より一回り小さな場所に、6人くらいの日本人が通され、別の男性担当者の
「8個で10,000円で大丈夫!」
という、セールストークが聞こえた来た時には、娘と二人顔を見合わせ思わず笑ってしまいました。
真珠クリーム(天然銀人参凝露)の値段をまとめてみた
私たち日本人は、結局真珠クリームを1瓶1,000円という激安な値段で購入することができました。
中国人店長の言う通り、本当にこの真珠クリームが、とある日本の有名店で3,500円で売られているのであれば、大変お得な値段で買うことができたといえるでしょう。
そして、中国人店長の様子から勘案すると、恐らく日本人観光客に売る1瓶当たりの単価は1,000円が底値であり最安値だと思われます。
これ以上の価格交渉は、余程の大口の常連さん以外難しいと感じました。
日本では、アマゾンや楽天といった通販サイトで真珠クリームが販売されていれば良いのですが、この記事を執筆している令和元年5月現在では販売されていないようです。
但しその後、楽天やアマゾンなどの通販サイトでも真珠クリームが販売されるようになることもあり得ますので、随時チェックしてみてください。
日本では今のところ、フリマなどで個人が一瓶1,500円~3,500円ほどで販売しているみたいです。
1,000円で購入できることを考えれば、例え1,500円であったとしても高く感じてしまうかもしれませんが、
直接中国へ行って買い付けるとしたら、往復の飛行機代や宿泊費、場合によっては通訳を雇う必要があるかもしれません。
そう考えると、一瓶3,500円支払ったとしても、決して高すぎる値段ではないと思います。
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