「春の七草の種類って何があるの?」
「どうやって覚えたら良いの?」
「春の七草っていつ食べるの?」
あなたは春の七草についてこのように色々質問され、答えられず困ってしまった経験はありませんか?特に小学校で習ったばかりの子どもの興味は尽きることがありませんよね・・・
私は、(“春の七草”って言うぐらいだから、春の代表的な七種類の草花を選んだものなんだろうなぁ)ということまでは何となく想像するのですが、恥ずかしながら具体的な七草の名称や特徴等、その詳細については全く知りません。。。
というわけで、今回は、春の七草について私なりに色々と調べてみました。
もちろん、難しいことは何一つ書いておりませんので、どうぞお気軽に読み進めてくださいね。
春の七草は せりなずなごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ
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セリ(芹)
セリは、水辺や湿地に自生するセリ科の多年草で、食べられる部分は独特の香りのする若い葉と茎になります
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なずな(薺)
ナズナは、道端などによく生えているアブラナ科の二年草です。三味線のばちに似た実を結ぶことから別名「三味線草」と呼ばれていますが、一般的には“ぺんぺん草”という名前で知られています
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ごぎょう(御形)
ゴギョウは、キク科の越年草で畑などでよく見られます。葉に綿毛が密に生えているので白色ですが、春になると黄色の花が咲き始めます
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はこべら
ハコベラは、ナデシコ科の二年草で白い花が咲きます。ミドリハコベと呼ばれることもあるほど、艶のある卵型の緑色が瑞々しいことでよく知られています
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ほとけのざ(仏の座)
ホトケノザは、野山に生えるキク科の越年草でタンポポによく似ています。春になると黄色の花が開き始めますが、食べられる部分は若葉のみです
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すずな(青菜)
アブラナ科の越年草である蕪(カブ)の昔の呼び名で、原産はヨーロッパとなっています。ナズナは根、茎、葉の全てを食べることができます
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すずしろ(大根)
スズシロは、アブラナ科の二年草であるダイコンの古い呼称です
以上の七種類が“春の七草”になるわけですが、意外にも春の七草ってどこにでも生えているものだったり、大根やカブだったりするんですね。
ところで、春の七草といえば 七草粥 ですよね!?
そんなイメージが私にはあるのですが、でもイメージはあっても詳しいことは何も知りません・・・。
というわけで、七草粥についても調べてみましたよ。
七草粥を1月7日に食べるのは疲れた胃をいたわるため
【時間を忘れるほど面白い雑学の本 (知的生きかた文庫)】には、
七草粥は元々草を入れるものではなく、奈良時代には七種と書いて「ななくさ」と読み、七種類の穀物のかゆを食べていたのです。その七種の穀物とは、米・大麦・小麦・粟・きび・大豆・小豆。それが平安時代になると、春を待つという季節感も加わり、七つの草、つまり「七草を入れるようになりました。平安初期の嵯峨天皇の頃から、七草は朝廷の恒例行事として行われていましたが、庶民レベルにまで広く普及するのは江戸幕府ができてからのことになります。
と七草粥の意味や由来が書かれています
そして、今も昔も1月7日頃は、美味しいお節料理やお酒をたくさん飲んだり食べたりした後ですので、栄養があって薬草でもある七草は、疲れた胃を労わったり不足しがちなビタミンを補うのに最適なメニューとなっているんですね。
実際春の七草には、それぞれ以下のような働きがあるそうです。
セリ-目の充血やめまいの予防
ナズナ-消化機能を整える
ゴギョウ-咳を止め痰を切る
ハコベラ-胃炎や胃弱に効果的
ホトケノザ-筋肉痛を和らげる
スズナ-胃腸を整え熱を下げる
スズシロ-胃腸の働きを助ける
引用元: 食の医学館
では次に、実際七草粥を作る際に必要となる材料やレシピを見ていきましょう
美味しい七草粥に必要な材料やレシピは?
美味しい七草粥を作るために欠かせない材料や秘伝のレシピをこのページでお伝えしたいところですが、残念ながら私自身料理は全然得意ではありませんので、そこまでディープな情報を持ち合わせておりません。。。
そこで今回は、日本最大手のレシピサイトであるクックパッド(cookpad)の七草粥の特集ページをご紹介させていただきます。
900を超すレシピが掲載されていますので、きっとあなたが手軽に揃えられる材料やレシピが見つかるハズです。
七草粥セットにすれば間違いなしっ!
クックパッドは、1,000近くの七草粥のレシピが掲載されていますので、あなたが作りたいと思えるレシピにきっと出会えるでしょう。
しかし、七草粥を作るにあたり必要な七草そのものを揃えるのが大変だったり、とにかく難しいことは何も考えず楽に美味しい七草粥を作りたい!というあなたは七草粥セットがお勧め!
こちらの七草粥セットであれば、どんなに忙しくても美味しい七草粥が簡単にできてしまいます!
ところでここまでご紹介してきました春の七草の他に秋の七草がありますが、春の七草と秋の七草の違いはご存知でしょうか?
春の七草と秋の七草の決定的な違いはこの2つ
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1.春の七草は食用で秋の七草は観賞用
- つまり食べられるものなのか、食べられないものなのかの違いです。
春の七草である「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」が全て食べられる草花であるのに対し、秋の七草である「ハギ、ススキ(オバナ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」はあくまで目で見て楽しむ鑑賞用です。
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2.秋の七草は語呂合わせで覚え易いけど、春の七草は適当な覚え方(語呂合わせ)がない!?
- 秋の七草とは「おみなえし(女郎花) おばな(尾花) ききょう(桔梗) なでしこ(撫子) ふじばかま(藤袴) くず(葛) はぎ(萩)」を指しますが、
頭文字を取って覚える語呂合わせがいくつもあって、“お好きな服は”もその内の一つです。
お:女郎花(おみなえし)
す:薄(すすき)
き:桔梗(ききょう)
な:撫子(なでしこ)
ふ:藤袴(ふじばかま)
く:葛(くず)
は:萩(はぎ)このような具合に、秋の七草は語呂合わせをし易く覚えやすいのですが、逆に春の七草は何故か上手く語呂合わせできないため、秋の七草のような日本語にマッチした覚え方がないです。
何か良い語呂合わせや覚え方がありましたら是非ご連絡くださいお待ちしております!
最後に、youtubeに春の七草の歌が投稿されていましたので、ご紹介させていただきます。
春の七草の歌~ユーチューブより
まとめ
いかがでしたでしょうか?
七草について知ってるようで知らなかったことが多かったかもしれませんね。
それにしても、ナズナがぺんぺん草で、スズナがカブ、スズシロに至っては大根だなんて、私には全くの予想外でした。。。
あと、春の七草の歌は、繰り返し聞いていると、耳から離れなくなってきますけど、そのおかげで春の七草を覚えることができましたので、個人的には良かったです^^
最後までお読みいただきありがとうございました。